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米麺と穀物の価格高騰

 

米麺

本来、麺は小麦粉からつくられるもの。しかし、最近の小麦粉の値上がり、そして米の価格は下がっている現状からか、「お米でつくられた麺」が市場には、かなり出回っているようです。

例えばYAHOOで「米 麺」で検索してみると7,900,000件がヒットします。しかし、価格の面についてのみ考えてみると、いくら小麦粉が値上がりしたといっても、銘柄などにもよりますが「小麦粉:米=1:2」程度で、まだまだ小麦粉の方が安いです。

では、何故このようにお米でつくられた麺が多く存在するのでしょうか?食べ物ですから、米でつくる麺の適正(味、食感など)ということは非常に重要だと思いますが、それはひとまずおいて置いて、世の中の情勢?からその理由を考えてみたいと思います。

 

バイオエタノール

ここでいきなり何故バイオエタノール?ということですが、地球温暖化対策として、京都議定書で温室効果ガス(そのほとんどは二酸化炭素)の削減が決められ、日本も削減義務を負っている訳ですが、その二酸化炭素を削減する手段のひとつとして、バイオエタノールがあります。

簡単に言えば現在、自動車などに使われているガソリンをバイオエタノールに切り替えることで、二酸化炭素の排出を抑えることが出来るという考えです。

バイオエタノールは、トウモロコシやサトウキビなどを原料としてつくられる訳ですが、二酸化炭素削減の促進によって、小麦粉などの穀物がバイオエタノール生成のための作物に転作され、それが世界的な小麦不足になり、小麦価格の高騰をまねいているという側面もあります。

 

バイオエタノールで二酸化炭素は削減できるのか

では、実際にバイオエタノールで二酸化炭素は削減できるのでしょうか?

例えば、自動車の燃料にバイオエタノールを使った場合、やはり二酸化炭素は発生します。しかし、バイオエタノールの原料となる植物は、二酸化炭素を取り込むため、大気中の二酸化炭素は増加しないと考えられています。(この考え方をカーボンニュートラルという。)

しかし、実際にはバイオエタノールの生成過程で使われる燃料の問題等で、バイオエタノールの生産から消費まで含めると、本当に二酸化炭素は増加しないのかという問題もあります。

さらに、転作をしないで新たに耕作地を増やす場合、森林の破壊という問題もあります。実際にこういった問題も起こっており、そうすると、カーボンニュートラルの考え方ってどうなんでしょうか?森林が減れば二酸化炭素だって吸収できないでしょうし・・・

 

バイオエタノールと穀物の価格高騰

ところで、先ほども少し触れましたが、バイオエタノールというエネルギーをつくるために、食料に回される分の穀物が少なくなり、それに伴って、穀物の値段が上がり、それに関わる食品の値段も上がるという構図があります。そして、それは世界中の食糧危機に繋がるともいえます。

エネルギーをつくることで食物が少なくなるということもどうなのでしょうか?

確かに化石燃料(石油や石炭など)も有限でこのままでは燃料不足を招くということもあると思います。しかし、二酸化炭素を発生しないエネルギー源として、原子力(ちょっと事故などでイメージは悪いですが)や、太陽光、水力発電などがあり、こういったものの技術革新がないと根本的な問題解決にはならないのではないかという気がします。

増して、日本は化石燃料の資源の乏しい国です。食品関係に携わる者としては、これ以上の穀物の高騰を避ける為にも、化石燃料やバイオエタノールに頼らない、エネルギー源確保の技術革新を期待したいものです。

 

食料自給率の問題

日本の食料自給率は、国民の摂取カロリーの率でいうと40%程度です。これも世界で見ると最低水準ですが、米以外は消費される穀物のほとんどを輸入に頼っているという現実もあります。小麦粉は10%程度です。

世界には、飢餓に苦しんでいる人々が大勢いますし、発展途上国の人口の増加を考えると、穀物を始めとする食料が、今後も十分に日本に輸入される保証はどこにもないと思います。

もし、輸入されてもかなり高値であったり、まして世界的な穀物不足になった場合、自国の食料を最優先するのは当然でしょう。

そうなると、食料自給率の低い日本は、本当に危ないといえるのではないでしょうか?

今までの話をまとめると、「バイオエタノールのための作物を作る代わりに、小麦など食用の穀物が不足→穀物の価格高騰→日本の食糧危機」という問題を挙げました。

そのような理由もあり、今回のテーマでもある「お米でつくった麺」が多く出回っているのではないかと思います。

ここで「お米でつくる麺」の意味をまとめてみたいと思います。

@自給率の向上

A米と小麦粉の価格差が縮まって来ている(とはいっても始めに言ったように、まだ米の方が倍ぐらい高いですが)

この2つが大きい理由ではないかと思います。

 

米と小麦の違い

以前、「そば、うどんのはなし」の太めのビーフン需要あり?の中でも、「お米でつくる麺」の価値はお話したのですが、では、極端な話、小麦粉に代わって、麺の主原料が米になるかというとこれはちょっと難しいと思います。

それは、米には麺のつなぎとなるグルテンが無いからです。

でも、そばにもグルテンは無いではないかということですが、そばについてはそばのつなぎに書いていますので、そちらをご覧いただければと思います。

だから、米の比率の高い麺をつくるのは難しいし、つくっても、それは小麦粉でつくられる私たちが食べなれたコシのある食感の麺とは別物ということになると思います。

 

国内産小麦粉の品種改良の必要性

では、今までの洋食化を反省して、これまで以上に米を主食として、自給率を上げよう!昔みたいに・・・という考えもあると思います。しかし、様々な美味しい味を知ってしまった私たちが、そんなに簡単に粗食が出来るとも思えません。

しかし、これからの世界の情勢を考えた場合、自給率を上げることはやはり必要なのではないかと思います。

残念ながら、現在では品質、また安定供給の面からいっても国内産小麦粉は国外産小麦粉に勝てていません。

そこで、私たちの食を満足させ、麺文化の向上を図るためにも、国内産小麦の品種改良が必要だと思います。

最近は、昔は当たり前であった「地産地消費」という言葉もよく聞かれます。麺づくりに適していて、収穫効率の良い小麦が日本全国でつくられるようになることが、これから一番必要なことなのではないでしょうか?

米麺と穀物の価格高騰−2008.4.18

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